災害時における情報通信と保健医療(開催趣旨)

2022年度日本医療情報学会関西支部第2回MTE(Meet the Experts)
(会期)2023年03月16日(開催場所)大阪府大阪市 
プログラム
https://kansai.saloon.jp/files/230316.pdf
日本医療情報学会関西支部のページ
https://kansai.saloon.jp/

今回は災害地における通信確保に関する取り組みをされている先生をお招きしました。
多忙な中、ご講演いただき感謝しております。ありがとうございます。


ご講演いただく前に私より、簡単にMTEそのものおよび本日の話題に関するところを整理をしておきたいと思います。
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私が今回世話人をしておりますので,他の先生方はどのように捉えているのか不明ですがそこまで外れていないだろうと思っています.
気軽に発言しはじめて,途中で困っても皆さん温かく助け船が出てきますので,軽い気持ちで発言してください.
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私は奈良県立医科大学の地域医療学講座に所属しており、主にデータの視点から地域医療に関わっております。
地域視点で,医療は地域の生活において非日常の存在でしたが、日常生活に入り込んでくる世界へと変化しています。
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地域と医療の統合に資する 情報活用の考え方 −不足の観点からみる医療2.10− より)
災害が起こると日常生活からかけ離れた状況が迫ってきますが,常に災害が起こることを前提とした日常にすることが必要に思います.
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各メディアにより災害に関する意識は以前よりも定着しているのではないかと思います
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以前阪神淡路大震災の際にどのような情報が発信されているのか取りまとめたことがありまして,その時のものです
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参考までに「保健」は以下の概念を統合したものです mte20230316-08.png(372733 byte)
こちらは当時のネットワーク通信に関する話ですが,私自身北摂に住んでおりました
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阪神大震災にインターネットはどう対応したのか(IMPRESS INNOVATION LAB)
https://i.impressrd.jp/l288/e20080117343
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右に示しているサイトは一般住民向けに困ったときにアクセスするサイト,災害が起こるまでにインストールした方が良いアプリをとりまとめたものです です.
奈良県防災総合訓練にて00000JAPANも含めて一般住民の方に向けて啓発を行いました

災害時に利用するサイト・アプリ集スマホで行う災害への備え (MBTコンソーシアム通信部会)
https://medbb.net/public/mbt_saigai2022
令和4年度奈良県防災総合訓練について(奈良県)
https://www.pref.nara.jp/item/283287.htm

本テーマについて,多くの方に関心をお寄せいただきました.ありがとうございます.
ただし,参加者の方の属性を見ますと災害時の通信路の確保への関心は共通ではあるものの,災害フェーズについては,発災直後から中長期までその関心領域はバラついているように思います
無論MTEですので,そのような異なる関心を持つ方々の意見交換は,最終的に参加者の皆様の新たな発想の機会になりますので,皆様にご参加いただき感謝しております.