データ分析から考える地域医療の課題

平成28年度地域医療研究会 講演会
《主催》奈良県立医科大学地域医療学講座
(会期)2017年3月22日 (開催場所)奈良県橿原市 奈良県立医科大学
naracommed20170322-01.png(244630 byte)
naracommed20170322-03.png(229650 byte)
最初にデータの話から入り、地域医療の話に繋げていきます
naracommed20170322-04.png(251488 byte)
データは意味を付与できなければノイズになったりします。もしくは使い道のないデータ。本来は情報となり知識となる話ですが。
相関があっても因果関係があるとは限らない。統計データは集計するときに時間軸を飛ばしたりするので後で解釈が必要となります
naracommed20170322-05.png(194367 byte)
データを取り扱っていて悩むのは個別の話を偶然誤差として扱ってよいのかというところです
naracommed20170322-07.png(249452 byte)
近年、様々な情報がインターネット上で手軽に入手できるようになりました。
さらに、図表類も簡単に作成できたりします。 REASAS 地域経済分析システム
https://resas.go.jp/
ただしGooglechromeでサイトにアクセスしてください
e-statも各種情報が纏められており良く使っているサイトです
https://www.e-stat.go.jp/SG1/estat/eStatTopPortal.do?method=init
naracommed20170322-09.png(224201 byte)
医師の需給バランスの話ですが、医療サービスの需給バランスのもとに成り立つ話と捉えています
医療資源(物的、人的、財的、情報)を上手に扱わないと効率が落ちますが、ある程度の冗長性は必要と思っています
naracommed20170322-14.png(174053 byte)
地域の方がどのような環境におられるのか、ちょっと作ってみました。交通の便の良い地域だといつも思いながら通勤しています ここで登場した圏域の設定ですが「人口移動調査」http://www.mhlw.go.jp/toukei/list/117-1a.htmlで定義されています
naracommed20170322-17.png(229408 byte)
県民アンケート調査は地域別以外にも切り口が用意されています。
http://www.pref.nara.jp/15126.htm
naracommed20170322-18.png(165596 byte)
naracommed20170322-19.png(149249 byte)
naracommed20170322-20.png(150789 byte)
naracommed20170322-23.png(210581 byte)
RESAS便利ですが、ほかの方にお見せする際はわかりやすい表現にしないと分かりにくい時があります。
naracommed20170322-24.png(117341 byte)
医師が偏在を市町村単位でローレンツ曲線を描きジニ係数出してみました。データ的には問題ないという話になります。
二次医療圏別にも作成していますがローレンツ曲線は対角線に近くなっております。
naracommed20170322-28.png(245392 byte)
人材の話をするときには養成機関の話を考慮する必要があります
naracommed20170322-29.png(266855 byte)
診療科偏在の話は、先に内科の例で示したように医師・歯科医師・薬剤師調査でどの診療科を記載されているかに依存しているので・・・
naracommed20170322-30.png(241125 byte)
こちらには右端のデータ載せておりませんが、病床規模が大きくなるほど高度な医療を提供すると考えると当然でありますが
お見せしたデータはザックリですので参考程度に
naracommed20170322-32.png(240089 byte)