特別講義 「保健医療分野の情報化」これまでからこれからへ
(会期)2018年7月27日(開催場所)大阪府大阪市 大阪情報専門学校
1.自己紹介
ネット上で公開されている(している)のは以下のような感じですhttp://www.medbb.net/profile.html
2.これまでの情報化
そもそも情報とは
引用元(よりよい医療に貢献する医療情報技師の役割 より)
データ・情報・知識を総称して情報と呼ぶことが多い.
構造体であれば欠損した部分を補完できる(情報は忘れる)
データから知識への過程
(よりよい医療に貢献する医療情報技師の役割 より)
これまでの医療
(「医療とコンピュータ」これまでとこれからと より)
歴史を振り返ると
医学が成立していない時代の医療→説明ができない・・淘汰されているものの未だにのこっているかもしれない(呪文etc)
伝説の医神
エジプトの最古の医神トート トート(Wikipedia) https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%88医学の祖
ヒポクラテス・・・ギリシャの医師・・・伝承された経験を整理し体系化・・・医療の基礎を作る人体の構造に関する七つの書
ベサリウス・・・人体解剖・・・観察結果を記録顕微鏡の発明
ヤンセン親子(オランダ)・・・細胞の発見(フック)毛細血管の発見(マルビギー)etc・・・微細な構造を発見栄養学
高木兼寛・・・脚気は原因不明だった・・・細菌ではない・・・日常生活(病気の原因が日常にあることも認識)以下参考にどうぞ
高木兼寛に学ぶ(松井病院食養内科)
http://www.matsuihsp.or.jp/shokunai/html/study/study64.htm
参考:高木兼寛の医学 (Medicine of Kanehiro Takaki) (東京慈恵医科大学学術リポジトリ)
http://ir.jikei.ac.jp/handle/10328/1442
CT
Computed Tomography電算機により,これまででは見れなかった画像を作り出すことが出来るようになった
(「医療とコンピュータ」これまでとこれからと より)
本当の像
逆投影法で
エクセルファイルは以下リンクで
xlsxファイル
xlsファイル
どのような状況の場合画像として再現されやすいか.異なる場合はどのような状況か変数を変えて試してみてください
生活の視点から
医学や医療が記録を蓄積することで発展してきたしかし医療は患者さんと力を合わせて病気に立ち向かわなければ
国や自治体,病院から様々な情報が発信され伝わるようになった→インターネット
例:奈良県立医科大学附属病院
http://www.naramed-u.ac.jp/hospital/
診療科の紹介や診療実績,外来担当医や諸々.昔は病院に行かないとわからない.行ってもわからない
病院への問い合わせ,患者さん同士のコミュニケーションも情報技術により多様な形で行われるようになった
(メール,BBS,SNS)
一方病院運営側も近隣の住民の状況を分析.国が公開しているデータの例
(不足の観点からみる医療2.0β 当日スライドより抜粋)
こちらは病院内の予約・患者呼び出しシステムの分析
オーダーエントリーシステムのユーザー会にて講演した時のもの
(データ共有と分析で実現する産婦人科病院に役立つ指標の作成 当日スライドより抜粋)
医療提供以外にも患者さんへのサービス向上に関する取り組みも必要になります
実際に携帯電話を持ちながら院内の医療機器調査しました
その時に携帯電話の院内利用のルールを定めました
(携帯電話を活用した患者様へのサービス(第32回HIS研究発表会)より)
3.これからの情報化
不都合な未来〜2025年の医療〜(第29回日本医学会総会2015関西 学術テーマ展示「ITがもたらす情報化社会の新たな医療環境」)
https://www.youtube.com/watch?v=fq8-FQ_T8c4
保健医療分野におけるロボットの現状と未来(開催趣旨)(2017年度第一回MTE(主催 日本医療情報学会関西支部))
http://www.medbb.net/education/mte20171107/index.html
【動画】マツコロイド、黒柳徹子アンドロイド「totto」と初対談(MAiDiGiTV)
https://maidigitv.jp/movie/fU0fmF2N2qk.html
私の思う未来(医療を含む)
個人のあらゆる事柄が情報化され流通する時代.個人が何をするのか考えるから,何をするのかチョイス 承認する世界へ
最適なサービス提供が日常になってくる時代.
4.医療情報分野の多様性
医療情報の分野の多様さは「医療」と「情報」の二要素からなるからなる面状の軸(きしめん的?)なところによる.日本医療情報学会活動方針「医療情報学的課題と日本医療情報学会としての役割」(日本医療情報学会)
http://jami.jp/about/policy_rivise.pdf
医療の問題と情報技術の進展に伴う変化がダイレクトに効いてくる領域
(よりよい医療に貢献する医療情報技師の役割 より)
医療情報分野の実務的な部分においても「医療」からと「情報」からのアプローチが入り交ざりながら.
必要とされる知識の多様さが,将来が楽しみに(大変ですが)なる世界.
(よりよい医療に貢献する医療情報技師の役割 より)
当時(3年前)ですが当時も既に多様な事柄に取り組むことが周りから要求されていました.
私の変わらない想いですが,専門性を身に着ける過程で専門家として様々な専門性を獲得できる人材になることを期待しています.
(よりよい医療に貢献する医療情報技師の役割 より)
医療情報技師 認定取得年別業務内容(医療情報学会 医療情報技師育成部会)
http://jami.jp/jadite/new/toukei/first/first-17gyoum.html
私自身が経験,もしくはいろいろ知り合った人々の中で医療情報分野の知識を持っていることで活躍できそうな仕事については,口頭で(色々質問してください)